どれだけ考えても悩んでも、何も変わることはありません。
人間は、「行動⇒学習」という順序でしか学ぶことは出来ませんので、考えることにはあまり意味がありません。
だからと言って、「考えなくてもいい」ということにはなりませんので、そこをよく理解していきましょう。
では、矛盾しているように感じるこの「行動」と「思考」について、整理していってみましょう。
人類は、何かを「やってみる」ということから始め、そこから学んで次の行動を決定し、今の文化、社会というものを形成し、今もなお、それは継続しながら成長、発展をしていってます。
私たちが、美味しいご飯を食べられるのも、一番初めに、「あれ食べてみよう」というひとつの「行動」から始まったものです。
草花であったり、海藻や魚介類、動物など全てそうですよね?
その中でも、毒があるものや、腐ると害のあるものを発見したり、火を使って加熱すると食べられる、凍らせると長持ちする、などといった技術も生み出しています。
これらは全て、「行動」そして「学習」、そこから次の「行動」へとつなげていった結果と言えます。
つまり、どんな場面においても、この順序が変わることはありませんし、それによって上手く進めるものを身につけていくのです。
まずはそれをやってみる
これらの当たり前の理論からわかるように、「行動」することだけが、次の答えを生み出します。
まず、やりたいことがあればやってみましょう。
仮にもし、あなたがダイエットをしたい、健康的な体質になりたいと思っているのなら、そういった生活習慣にチャレンジしてみるといいでしょう。
普段、運動も食事制限もしていなかった人が、あらゆることに挑戦して行動してみると、「かなり疲れる」「ストレスになる」「すぐに筋肉痛になってしんどい」「時間がなくて難しい」ということが見えてきたりします。
ここで、「だからダメ」と思うのではなく、今の自分がそうであるという事実を結果としてきちんと受け取っているのだと考えましょう。
では、次はどうすればいいのか?
ここで思考を使うタイミングとなり、それが学習していくということになります。
あなたがもし、取り組んでみたことに挫折してしまい、思うように上手く出来なかったとしても、それはあなたが劣っているわけでもなく、価値が下がったわけでもなく、後退や衰退しているわけではありません。
むしろ、結果を受け取った時点で前進しているわけで、次にどうすればいいのかを考えればいいだけなのです。
これが、「行動⇒学習」のサイクルの始まりで、ダイエットして、運動習慣を身につけたいはずなのに続かなかった、逆にストレスになってしまったのなら、もっと別のアプローチに変える、もう少しハードルを下げるといったことへ変更が可能です。
まずはやってみるということが、とても多くの価値のある結果をもたらしてくれますので、とにかく行動から始め、少しだけ考えて、またすぐに動き出すというサイクルを創り上げてみると、チャレンジはとても楽しくなっていくでしょう。
とにかく行動からしか学べない
仮にもし、とても深く熟考してから行動するとします。
それでも、上手くいく場合と、そうでない場合がありますよね?
行動してみるとわかることが沢山あるのですが、大抵は頭の中で思っているようには上手くいかないものなのです。
その失敗が、自分の次の修正点を生み出してくれますので、それが結果となって、学びとなります。
そして、次の行動が決定し、新たなチャレンジとなり、再びそれが学びをもたらしてくれます。
これの繰り返しによって成長し、その成長していくことが人生の楽しみとなっていきます。
これらのことからわかるように、いくら先のお勉強をしても、上手くいく方法の知識を蓄え続けても、何もしないのであれば、それは読んで字のごとく、何もしていないだけになります。
そして、人生で何もしないままで終わり、結果として考えるだけで自分は何もしなかった人間として終わってしまいます。
それでもやはり、人間は幸せになりたいもので、食べたいものを食べて、やりたいことをやっていきたいですよね?
だからこそ、まずは行動していかなければ、何も学べないのです。
「行動⇒学習」という順序は、どんな場面においても変わることはありません。
生物学上そうであることは当たり前ですし、物理的なこの世界では、当たり前のことです。
生きている以上は、それ以外にやることはありませんし、行動するからこそ楽しいと言えるものです。
行動することから始めてみよう
とりあえず、考えることはやめて、「やってみる」ということへ進みましょう。
考えても悩んでも、何も変わることはありません。
自分自身の行動によって全てが決まり、何かを学び、前に進むことが出来ます。
数メートル先へ進んで、あの場所へ行きたいと思うのであれば、あなたがまず足を地面から離し、持ち上げ、その足を前へ一歩出します。
足が地面についたら、またもう一つの足を上げて前へ出します。
行きたいところへ進むのは、自分ですし、行きたい人物もまた自分ですので、自分で足を動かさなければ、その場所は向こうから近づいてきてくれることはありません。
まずは行動しましょう。
考えるのはそれからです。
人間は、「行動⇒学習」の順序でしか成長することは出来ないことは、どんな人間でも同じなのです。
あなたがもし、今考え続け、何かに悩んでいるのだとすれば、それは次の行動が決定できていないからかもしれません。
「今は考えたい、悩んでいたい」というのなら、それもひとつの行動ですし、それはあなたの正解です。
ただ、どんなことにおいても、いつまでも思考していても、前に進むことは出来ないので、どこかで一歩踏み出さなければいけない時が来ます。
それがいつなのかも決めるのはあなた。
ただ、ここでは、人間は「行動⇒学習」の順序でしか成長することが出来ないため、まずは「やってみる」から全てが始まっていくのだということだけを学んで行って下さい。
学べない原因は、良いか悪いか、正しいか間違っているか、を考えているからかもしれませんね。
ですが、この世界には、良い悪い、正しい間違い、というものは存在せず、「やってみた結果としてどうであったか?」というものしかないのです。
それはもちろん、「自分にとって」ですので、それでいいのです。
そして、それが嫌であった、不快であった、何も楽しくなかったのであれば、それをしなければいいですし、また別の形でチャレンジしてみるのもいいでしょう。
そのやってみたことが、楽しかったり、心地よかったりすることなのであれば、もちろんあなたはこの記事を読んではおらず、まだそれを続けていることでしょう。
結果というのはただの自然現象であると捉えて、その結果を受け入れて、次の行動を決定して動いてみましょう。
きっとまた、新しい世界が見えてくると思いますので、どんどん動いていくことをおススメします。