あなたは今、何かに迷ったり悩んだりしているのではないでしょうか?
どちらが正解なのか?どっちへ進むべきか?
その答えは、どうすれば知ることができるのでしょうか?
考える時間があるのであれば、限界まで考え抜いてみることです。
あなたはその選択肢の先にある答えを知りたくて、正解がどこかにあるのではないかと考えて、こうしてここへ辿り着いたことでしょう。
そして、ここで何かのヒントを得て、次の行動が始まることでしょう。
ここでは、あなたのその「悩み」を解決することではなく、「悩むこと」そのものについてアプローチしていきます。
なぜ悩んでしまうのか?
そもそも、あなたはなぜそれらの選択について悩んでいるのでしょうか?
深く考え込み、どちらが正解なのかを知りたいのでしょうか?
その答えは、どうすればわかるのかを知らないから、悩み続けてしまうことでしょう。
人間は、何かを決めて行動する時に、迷いが生じる場合があります。
そうでない時には、何も考えることなく行動しています。
気づかないかもしれませんが、トイレにいく時、歯を磨く時、立ち上がる時、歩く時。
息をする時、手を動かす時。
それらの行動の前に、何かを考えているでしょうか?
これらの動作は、無意識的に行われるものであるため、悩むことも考えることもありません。
では、どうして行動が止まり、悩んだり考えたりしてしまうのでしょうか?
それは、何かに対する「怖れ」があることが考えられます。
「失敗したくない」「一回で成功したい」そういったことから、先にどちらが正解なのかを知ろうとします。
これは、どんな選択においても同じことが起こります。
その自分の中にある「怖れ」というものと向き合わない限りは、目の前の決められない選択肢は消えることはありません。
どっちでも同じ
自分自身の無意識の行動を振り返ってみれば理解できることですが、そもそも「選択肢」として目の前に現れた時点で、そのどちらも正解ではありまあせん。
正解は、既に終わったこと、選んで行動に移したもののみです。
つまり、どれだけ「選択肢」を見つめて考えたとしても、その先の答えはわかることはないのです。
ここで、わかりやすい例として、ひとつの問題を提示します。
目の前にふたつの箱があります。
箱のひとつには中にコインが入っています。
もうひとつの箱には何も入ってはいません。
一回だけ箱を開けてコインを見つけ出して下さい。
さて、あなたはどうするでしょうか?
イメージしてみて下さい。
答えは簡単ですよね。
そう、「どちらを開けても同じ」ですね。
ただ、この問題で気づいてほしいことは、まだ箱を開けていない時、「どちらかという選択肢のままの状態では何もわからない」ということです。
選んでしまえば、どちらでも正解なのですが、選ぶ前にはただの「選択肢」でしかないのです。
選択肢の中に正解はない
「選択肢」というものが出現した時点で、それらは悩みになります。
ただ、あまりに悩む時間、考える時間が長いようでは時間を無駄に浪費するばかりです。
選んで行動した時にだけ、結果を受け取ることが出来ます。
何もしなければ、それらはずっと「選択肢」として存在し続け、「悩み」として抱え続けなければいけなくなります。
だからといってダメなわけではありません。
さらに気づくべきことは、そこで悩んでいる、考えている、立ち止まっている「自分」の姿です。
「考える」ということもひとつの行動ですので、間違ってはいません。
その「考える」というものがその時の選択であり、考えている選択肢そのものには意味がないということです。
「迷う」「悩む」「考える」ということは、先へ進めていない状態ですので、どれが正解なのかをどれだけ考えたところで意味はありません。
選んでいない、進んでいない、行動していない時点で得ている結果を受け取らなければ、選択肢に惑わされ続ける悪循環からは抜け出せないでしょう。
「選択肢」として何かが出現したことは、「行き詰まり」と同じだと考えましょう。
行動だけが全てを動かす
何もしなければ何もおこりません。
これは、当然のことです。
何かをすれば、何かの結果が現れます。
考えることも行動のひとつですので、その自分も責めないことです。
全て、今の自分が選んでいる行動は正解となります。
また、これから先で選択肢に対して悩まなくなる秘訣があります。
それは、先ほどの箱のお話で理解できる通り、「選べば正解になる」ということです。
つまり、どちらでもいいので、どれでもいいので行動していけば、その自分の行動が後から必ず正解になるということです。
ここへ訪れ、何かのヒントを探していることもひとつの正解です。
ネットでさらに答えを探し続けていくことも正解です。
ただ、最終的に行き着く答えは、「正解はない」というたったひとつの正解です。
全て正解なのですから、悩んだり考えたりすることにあまり意味はないのです。
このことを理解すれば、どんな行動だって起こせるようになるでしょう。
思いつくことは全て、頭によぎったその瞬間に行動してみましょう。
そうすれば、毎日が刺激的で、あなたの人生に見違えるほどの変化が訪れることでしょう。
楽しい方を選んでみよう
「選択肢」というのはそもそも存在しないものです。
あなた自身が、「どちらがいいのか?」を考えすぎることによって、「選択肢」というものが出現してしまうのです。
それは、「どちらが正解か?」「何が正しいか?」を考え、先に知ろうとしているからではないでしょうか?
それらは、あなたが「どうしたいか?」によって起こる悩みではないはずです。
どちらが正しいのか、ではなく「どちらが楽しいか」によって決めてみましょう。
自分で決めて、自分で選んだことは全て後から正解になるのです。
だとすれば、何かに悩む必要があるのでしょうか?
あなたはただ、あなたが進みたい方、楽しそうだなと感じる方へ進めばいいだけです。
何も迷うことはありません。
誰かにアドバイスを求め、他人からの情報に惑わされていると、時間は無駄に過ぎ去って行きます。
今すぐ、あなたがやりたいことをやっていきましょう。