今を生きるってどういうこと?

「今を生きる」という言葉をよく目にするけれど、それがどういうことなのかよくわからない。

「今を生きろ」と言われたけど、何をどうしたらいいかわからない。

そんな方のために、「今を生きる」の意味を簡単に説明していきます。

とてもシンプルで簡単な「今を生きる」なのですが、何故だかそれが難しく聞こえてしまうこともあります。

ここへ訪れたあなたに、「今を生きる」の意味と、実践するためのヒントとコツを紹介しますので、出来る限り吸収していくことをおススメします。

そもそも「今を生きる」ってどういうことなの?

この「今を生きる」の意味がわからなくなった人は、二つのパターンに分かれます。

ひとつは、「今を生きる」という言葉に出会わなくても、生まれた時からずっとそれが当たり前として身につき、実践し続けている人。

つまり、「今を生きている人」そのものである場合。

もうひとつは、悩んだり考えたりすることが多く、その中で出会った「今を生きる」という言葉にも理解ができず、その「今を生きる」で再び悩んだり考えたりしてしまう人。

つまり、純粋に「今を生きる」がわからなくて、理解したい人の場合。

この二つのどちらかなはずなのですが、恐らくあなたは後者のはずです。

前者の場合、そもそも「今を生きる」という言葉に出会いにくいですし、あまり深くは考えずに今を生き続けていますので、まずここへ訪れることもありません。

後者であるあなたは、「今を生きる」について知りたくてここまで読み進めました。

この時点で、既にあなたは今を生きていますので、肩の力を抜いてもいいかもしれませんよ。

あまり深くは考えず、それでいいのだという感覚が得られるまで、そのままでいてみて下さい。

「今を生きる」を知りたくて、理解したくて、今ここにいるのですから、あなたは今を生きています。

調べる、知る、学ぶという今を生きているのですから、悩む必要も考える必要もないのです。

なぜ「今を生きろ」というのか

では、どうして「今を生きること」「今を生きろ」と言われるのでしょうか?

これは、その逆の状態である、「今を生きていない」「自分を見失っている」といった時を考えれば理解できます。

未来に不安を抱えている時には、意識はありもしない未来の妄想の世界に囚われます。

過去の後悔に縛られている時には、意識は変えることのできない終わったことの世界に囚われています。

これが、どちらも「今を生きていない状態」となります。

また、「ここではない場所」へ意識が飛ぶ場合も同じです。

今、目の前で楽しく食事をしているのに、家の鍵を閉めたのかが気になっている。

せっかく旅行に来たのに、やり残した仕事のことばかりを考えている。

これらも、「今を生きていない状態」です。

こういったことは、誰にでも起こることですが、客観的に見てみると、なぜ「今を生きる」ということが大切なのかはすぐに理解できることでしょう。

「今を生きていない状態」というのは、様々なパターンがあるものの、目の前のことにとにかく意識を向けられません。

それが何を意味するのかと言えば、やるべき仕事がある場合には、パフォーマンスが圧倒的に落ちます。

プライベートでのバカンスや遊び、趣味やデートなどの場合には、その場が全く楽しくないものになります。

これが、意識と時間軸のズレ、であって、今目の前のことと意識が一致しないことは、何もかもうまくいかなくなることを意味しています。

だからこそ、自由な時間にはその「ズレ」を修正するために、「今を生きる」を実践すべきだと言われるのです。

妄想を消し去る訓練

「今を生きる」が苦手な人は、ありもしない妄想に振り回されていることが多くあります。

例えば、プライベートな時間に何かをやろうとしても、「変な人に見られるかも」「好きなことばかりしてたら怒られる気がする」「自由にしてたらダメな気がする」といった意識にひっぱられ、やりたいことをやらずに時間を過ごします。

時間を自由に使えるにも関わらず、ありもしない幻想に惑わされて、ブレーキをかけてしまいます。

「あれ?行きたいんじゃなかったの?」

「おのランチを楽しみにしてたのに?」

ここでストップがかかってしまうことも、今を生きられない状態へ陥っています。

気づきにくいことですが、実行しない理由は全て妄想によるものです。

例えば、「過去にそれで怒られたことがあるから」がブレーキをかける理由だったとしても、その人は今目の前にはいませんし、今現時点で誰も止める人はまわりにはいません。

「今遊んでたら未来のお金が足りなくなる気がする」がブレーキとなっているとしても、財布には1万円入っていますし、仕事をしているのだから来月には給料だって入ります。

今日、今、目の前にはないものは全て妄想です。

そんな人はここにはいませんし、それは今の話ではありませんし、まだ何も起こってもいません。

それらを理由に、「今を生きる」を実践できないでいるのなら、それは非常にもったいないことです。

妄想を消し去るためにも、今、ここの現状のみをしっかりと見据えて、それ以外は何の関係もないのだと知ることです。

物理学的観点から考える

物理学の世界に、量子力学というものが存在していることをご存じでしょうか?

これは、「今を生きる」ということに密接に関わっていることで、科学の視点から見ても、今、ここ以外は考えなくていいという答えが出ていることは、非常に面白いことです。

量子力学では、全ての物質は波の状態で、エネルギーとして存在しているとしています。

そして、その波のエネルギーは、人が意識を向けた時だけ物体として出現するということです。

これが何を意味するのかと言えば、妄想と現実の関係を説明できるというものになります。

例えば、今あなたがカラオケボックスの中にいるとします、そこへたどり着くまでには、色んな道を歩き、色んな人と接し、様々な物体に触れてきたはずです。

確かにそれらは存在していたと確信するでしょう。

しかし、カラオケボックスの部屋の中に入るとどうでしょうか。

部屋の外にあるもの、これまでに通過してきた世界は全て見えなくなります。

この時に、物質は波の状態にあり、目の前には明らかに存在することが出来ません。

外から部屋の中を見るのも同じで、そこには部屋があるだけで、部屋の中のものは物体化されていません。

つまり、私たち人間の意識が物体を出現させているだけで、実際には存在しない、もしくはエネルギー体として在るだけ(意識を向けられるの待ちみたいな状態)ということなのです。

また、同じ空間にいても、意識によってあるものとないものが違ったりもすることを、量子力学ではそのように説明しているのです。

これが、「今を生きる」に深く精通してくるもので、今、目の前に存在しないものは、「ないのと同じ」であるということなのです。

未来への不安は妄想で、過去への後悔はただの記憶の振り返りでしかなく、それらはないものと考えてしまえば、「今」という時間しか存在しなくなります。

未来であったり過去であったり、違うどこかであったりと、意識をどこかへ飛ばすことをしなければ、「今を生きる」はとてもシンプルで簡単になってくるものです。

わかりやすく言えば「今はそれは関係ない」「今はその人はいない」「それはもう終わったこと」「まだそうはなっていない」といったあたりの言葉で解決できてしまうものです。

思い付きで行動していく

あまり深く考えすぎても、ただ「考える」という時間が長くなるだけです。

「今を生きる」ということに理解を深めたいのであれば、自分を客観視することです。

何かをしようと思って、これからの行動について迷っているとしたら、それはただ「考えている自分」がそこにいるだけで、何も行動は起こしてはいません。

結局は、「今、自分が再現している状態」だけが今の真実だということに、いち早くきづくことです。

「今を生きる」を実践し、それが当たり前のライフスタイルとして身につけるには、「考えない」ということがとても重要です。

ほとんどのことは、考えても意味がありませんし、先に正解を知ることなど出来るはずがないので、意味もなく悩まない事です。

「今を生きる」を行動として繰り返し、積み重ねていくためには、ただ単純に「今思いついたこと」を実行するだけです。

ほとんどのことは、適当に決めてさっさと行動にうつしても、後からどうにでもなるものです。

思い付きで行動し、「今を生きる」を身につけることができれば、人生はきっと楽しくなっていくはずです。

今を全力で生きてみよう

いかがだったでしょうか?

「今を生きる」の意味を、少しでも理解いただけたでしょうか?

あなたの選択は、きっと上手くいきますので、考えたり悩んだりしなくても大丈夫です。

どちらでもいいので、どちらか一方を選んでみて、小さな一歩を踏みだしてみて下さい。

そこから、あなただけの楽しい人生が始まるはずです。

失敗してもいいし、笑われてもいいし、何がどうなったとしても、楽しければそれでいいんです。

今、やりたいと思った「それ」をやってみましょう。

想像以上に、それは楽しいはずですし、あなたのその幸せな波動が、さらなる幸せを呼び込みます。

今を全力で生きてみましょう。

自分の人生を楽しいものにするために、今を生きていきましょう。

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