あなたは最近、「自分」について深く考えるようになったのではないでしょうか?
ブレない心、強いメンタル、振り回されない軸を作りたくて、日々模索していることでしょう。
その、あなたの「強くなりたい」という意思は、確実にあなたを成長させるものですので、さらに「自分」に磨きをかけて、人生を楽しいものにしていきましょう。
いつも誰かの顔色を伺い、怒られること、失敗することを怖れてはいないでしょうか?
そもそも、「自分軸」を持っている人、というのは、「メンタルの強い人」というわけではないことを理解しておきましょう。
また、自分の我を貫くこと、わがままに振舞うことが「自分軸」なわけでもありません。
ここで、「自分軸」って一体何?と悩むことでしょう。
自分の意思を貫いてもいけないし、だからといって他人に振り回されるのも嫌だ。
このどちらかで考えるとややこしくなっていき、どうすればいのかわからなくなるでしょう。
答えは、「どちらか」ではなく、その真ん中にあるとも言えます。
「自分軸」とは「主体性」
「自分軸」とは、読んで字のごとく「自分に軸がある」ことを意味しています。
ただ、「何もやりたいことがない」「特に意見はない」「他人の意見を聞く」といったことが、「自分軸がない」ということではないことだけは知っておきましょう。
「自分軸」というのは、勢いよく前へ出て行く人や、誰かに何かを言われても成し遂げる人、だけが持っているのではないのです。
誰もが自分の軸は持っているもので、「やりたいことがない」「誰かに合わせる」「他人の意見を素直に聞く」ということも、立派な「自分軸」です。
「自分軸」とは、「主体性」のことであって、様々な意見がある中で、きちんと自分の価値観で判断して行動するということですので、意見を聞くか聞かないか、誰かに譲るか譲らないかなどはあまり関係のないことです。
それが主体的な判断と行動なのであれば、どれも正解であり、それが「自分軸」だと思えば全ては解決します。
自分に自信を持てばいい
「私はこうしたいからする」「それはいい気分にならないからしない」「ここは聞いておこうと思うから従う」という判断が出来ているのなら、全て「自分軸」で判断されていて、全て主体的な行動と言えます。
誰かの意見を聞かないことが軸があることで、誰かの意見を聞くことが軸がない、振り回されている、ということではないのです。
アドバイスを聞いても、「やっぱり私はこうがいいな」と思うこともあれば、「確かにその通りだな」と思うこともありますので、どちらかが主体的で、どちらかがそうではないということはないのです。
全ての判断は、最終的には自分が決定していることですので、全て「自分軸」です。
だからこそ、「自分軸」について深く考えたり、悩んだりする必要はないのです。
何もかも、あなたの行動はあなたの中での正解なのですから、自信を持って進めばいいのです。
いつも「自分の意見」に自信を持って判断し、行動していくことによって、それが「自分軸」となっていきます。
正解は存在しない
「自分軸」が既にあることに気づき、あなたが再び自信を取り戻すために、「正解は存在しない」ということも知っておいたほうがいいかもしれません。
「強くなりたい」と考えているということは、今の自分が「ブレている」「振り回されている」と感じているからではないでしょうか。
そこには、何かの出来事であったり、今置かれている環境が大きく影響しているかもしれません。
ですが、それらの影響を受けてしまって、あなたが自分の意見に自信を喪失してしまっては、それこそ「振り回されている」ことになります。
そうならないためにも、「私は何も間違ってはいない」と自分で自分に言い聞かせましょう。
ただ、「自分は間違ってはいない」だから相手が「間違っている」ということもありません。
どちらも「自分の正解」を主張しているだけであって、共通する正解は存在しないのです。
あるのはただ、あなたの中に「こうしたい」「これがいい」「これは嫌だ」という思いがあるだけです。
それを知っておくだけで十分なのです。
「自分軸」は作るものではない
あなたが悩み続けていた「自分軸」は、作るものではありません。
「自分軸」は既にあなたの中にあり、あなたがそのことに気づいてあげるだけです。
主体的に生きることは、そんなに難しいことではありません。
「なんか違うな」と思うことは、それなりに合わせることはしても、自分はしなければいいのです。
「こうしたいな」と思うことは、難しい場面では控えておいたとしても、自由になった時に解放してあげればいいのです。
「自分軸」ということそのものを、あまり意識する必要はないのです。
あなたはただ、あなたらしく生きていれば、軸があるのかないのかなんてことすら考えなくていいのです。
振り回そうとする人、否定をする人は、ただあなたを支配したい、都合よくコントロールしたいだけの人たちですので、相手にしなければいいのです。
気にしなければ軸ができる
そもそも、「自分軸」を考えるようなことやめてしまえば、それが「軸」となります。
本当に「自分軸」を持っていて、主体的に生きている人は、まずそのことで悩みません。
常に自分で判断し、自分で行動することを絶えず繰り返しています。
「自分軸」があるかないか、「主体的」であるかどうか。
そんなことは実際にはどうでもいいのです。
まわりの人たちがどうであれば、自分と比較する必要もありません。
全ての人たちは、全く違った存在として生き、それぞれの「自分」の中で生きていますので、その「他人を気にしない」という生き方をすれば、自分だけの「軸」が出来上がっていきます。
その頃には、「自分軸」というキーワードで検索したり、深く考え込んだりすることもないでしょう。
あなたらしく生きて下さい
大切なことは、「自分らしさ」「あなたらしさ」のみです。
軸があるとかないとか、そういった判断は、誰かが誰かに対して評価する時に使うものです。
あなたがあなたらしく生きていれば、何も問題はありません。
その自分を、「ある」とか「ない」とか、「良い」「悪い」というジャッジをする必要がないのです。
自分で決めて、自分で行動して、「あ~今日も一日楽しかった」と感じられれば、それで終わりです。
人生とは、ただそれの繰り返しです。
あまり深くは考えないことをおススメします。
あたなはあなたの価値観を大切にして、あなたらしく生きていけば、きっと幸せになれるはずです。