トップギバーを目指していこう!

「ギバー」「マッチャー」「テイカー」、そして「トップギバー」と「ボトムギバー」という言葉は、既にご存じかもしれません。

与えることの大切さを知ってはいても、どうも上手く行かないという方は、もう一度検索をかけてみて、しっかりとこの関係性と自分の立ち位置を見つめ直してみましょう。

そして、「幸せなギバー」「トップギバー」を目指していくために、少しずつ意識と行動を変えていってみましょう。

「ギバー」としての行いを続けているのに、いつも損な役回りばかりでいつまでも幸せになれないのなら、「ボトムギバー」の位置にいる可能性があります。

ただ、同じ「ギバー」である以上は、普段の行動に気を付けていくことで、一気に「トップギバー」の仲間入りをすることが出来ます。

その「ギバー」としての資質をしっかりと発揮するために、「トップギバー」を目指してみましょう。

「何を与えるか」がとても重要

与えることが大切であっても、搾取され続けているのであれば、都合のいい存在として扱われてしまっています。

私も、長い間、この「ボトムギバー」の位置で上手くいかない日々を送っている気がします。

しかし、どのように考えたとしても、全ては自分の行いによって得ている結果ですし、自分の行動を変えるしか状況を打開する方法はありません。

まずは、「テイカー」との付き合い方を見直し、奪われないように強く意識する。

次は、「何を与えるか」をしっかりと考えぬいて、ベクトルを見直すこと。

「トップギバー」は、単なる甘やかしのような与え方はせず、全体が力を発揮して、関わる人たち全てが幸せになれるように行動するようです。

それでも、「何を与えるべきか?」はとても難しいものです。

調べていくと、とても興味深い記事に出会いました。

こちらのブログに記載されちえる「ギバーの在り方」は、私にとってとても衝撃的なものでした。

「ギバー」や、「与える人」などと検索すると、かなりの情報が出てくるのですが、どれも似たようなものばかりで、とにかく「与える」「搾取されないように与える」といったことしか書かれていません。

しかし、このブログのけんさんの解釈は全く違うものでした。

与えるべきは「満足度」

与えるものは、何もお金や物、情報だけでは不十分です。

真の目的は、「私もあなたも幸せ」という状態であるため、相手には「満足度」を与えなければいけません。

「お腹がすいた」と言っている場合は、食べ物でも構いません。

「〇〇が食べたい」と言われれば、それを食べる手段を探し、どうしたらそれが食べられるかに力を注ぎます。

これらの場合には、自分には「やってあげたい」という心が満たされ、相手は「してもらった」ことに満足し、互いに幸せになれます。

ですが、けんさんが書かれていることは、さらにレベルの高い満足度です。

それは、人間が最終的に幸せを感じることのできる、「自己肯定感」「他者貢献での充足感」を満たすことです。

ここには、私もずっと気づいてはいませんでした。

特に、組織やチームの場合は、これが大きく全体の力を上げ、それと同時に満足度、幸福度もついてくるように上がることが想像できます。

つまり、与えるものは、「欲しがっているもの」であって、それが「活躍すること」であるのなら、「やってあげる」という行為は奪う行為、つまりテイクとなるということです。

自己肯定感と自己満足度は深く関係していますので、何事もチャンスを与え、成功体験を積ませるという経験を与える必要があるということでしょう。

理想のカタチが出来上がっていく

与えることの中に、「活躍のチャンス」を含めていくことによって、自分を取り巻く状況や、人との関係性は大きく変わるでしょう。

「やってあげたい」という欲求を満たせば、「自分が役に立っている」という感覚を得られるため、その存在意義をそこで見出すことが出来ます。

サポートしてあげよう、やってあげようと思って「ギバー」が何でもやってあげることは、エスカレートすると「テイカー」となってしまうため、手が空いている人にはお願いすることがとても重要だと感じました。

「自分は手が空いていないからお願いします」と頼みごとをすれば、相手はそれに応じることによって、貢献できたことに喜べます。

そして、「ありがとう」「本当に助かった」という言葉をかけてあげれば、「役に立てた」と満足度得られます。

こうして「ギバー」を中心に、組織やチームは理想のカタチへと変化します。

「何でもやってあげる」ことは、「ボトムギバー」もしくは「テイカー」を行き来してしまうので、他者に「チャンスを与える」ことが、「トップギバー」へ近づく方法かもしれません。

小さなことから始めてみよう

この「ギバー」としての存在と行動は、どこへ行っても同じです。

職場や学校だけでなく、家庭も同じことです。

けんさんのブログでも紹介されているように、「何でも自分でやれる人」「優秀でデキる人」というのは、サポートを受けにくくなります。

そのため、どんどん要求されるようになっていき、気が付けば「テイカー」に囲まれています。

「出来るけど出しゃばらない」もしくは、「本当に出来ないからお願いする」といった人のまわりには、サポートするのが当たり前の人たちが集まります。

自分が優秀で、出来るかもしれないけれど、活躍を一人占めしないように、上手く分散していき、全体の経験とメリットの総量を大きくしていくのが「トップギバー」のようです。

自分が優秀だということを、やたらとひけらかして全てやってしまうのは、「テイカー」のやることなので、気をつけなければいけないことです。

まずは、身近な人に何かをお願いしてみることから始めてみましょう。

自分で何かをやってみることで、貢献する喜びを覚えさせていくのも「トップギバー」の役目でもあります。

失敗は多めにみるくらいのスタンスで、家事をお願いしたり、ちょっとした用事を頼んであげれば、頼まれた人は自分の活躍に満足感を得られるようになります。

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