答えは非常にシンプルで単純なものです。
わからなくても、出来ないことがあっても、別にそれはそれでいいでしょう。
「今の自分に出来ること」を見つけ出して、それをこなしていればいつか必ずそれが大きな力になっていくものです。
「自分の人生をどんなものにしたいか」は、「自分がどんな生き方をするのか」と全く同じものになります。
人間は、自分一人では生きて行くことが出来ません。
今この瞬間も、全てがそこに在るから、自分自身も生きていられます。
宇宙の仕組みを知る
世界中のどこを見ても、宇宙の中に存在しているため、その仕組みによって出来上がっているある一定の法則に従って全ては動き続けます。
与えたエネルギーによって変化が与えられ、それによって再び発生したエネルギーが次への変化を生み出します。
これが流れとなり、そのエネルギーの流れは循環となって元の場所へと戻ります。
この宇宙の法則は、「そうである」という絶対的なルールであるため、「そんあはずはない」とどれだけ抗っても、変えることは出来ません。
古くからある教え、「因果応報」はこのエネルギーの流れを人の世に当てはめて伝えているものです。
与え続けること
与えたエネルギーは、巡り巡って自分が受け取るエネルギーとなります。
それがどんなものであっても、そこに乗せられたエネルギーが形を変えて戻ってきます。
言葉であったり、お金であったり、モノであったり、サポートであったり。
何かを与えれば、受け取れます。
これと同じように、奪い続けるといずれは奪われることとなります。
自分が行った働きは、必ず同じように返ってきます。
10倍、100倍になって返ってくるとも言われていますが、これは「そう感じる」だけであって、実際には寸分の狂いもなく、等価交換として元のところへと帰還します。
小さなエネルギーが積み重なり、塊となって返ってくることに対して、そのように感じてしまうだけです。
与えたエネルギーは、そっくりそのまま返ってきますので、受け取りたいのであればまずは与え、そして与え続けることです。
今の自分に出来ること
「与える」ということは、かなり大きな意味合いを持っているために、場面ごとに違うために注意が必要です。
例えば、誰かが何かに取り組んでいる時に、代わりにやってあげることは、そのお相手が誰かに変わってほしかった場合には、サポートとしての自分のエネルギーを分け与えたことになります。
しかし、そのお相手は「自分でやりたいけどやり方がわからない」といった場合には、良かれと思ってとった行動が、その人が達成するための「チャンスを奪った」ことになります。
まず、今の自分に出来ることを見つけるためには、関わる人たちが「何がしたいのか?」「何を求めているのか?」を知る必要があります。
そこから、自分に出来ること、与えられるものがあるのなら惜しみなく差し出しましょう。
今の状況をしっかりと把握して、相手の「欲しい」を理解して、それをしっかりと満たせるように、出来ることをやっていきましょう。
エネルギーを放出していく
「自分の人生をどんなものにしたいか」は、「自分がどんな生き方をするのか」 と同じ意味になります。
そして、「どんなエネルギーを与えるか」によって、自分の人生の豊かさは決まります。
他者への貢献度が高いほど、自分へのサポートも厚くなります。
与えたエネルギーを受け取るのですから、「自分が何を与えられるか」「今の自分に何が出来るか」によって、「何を受け取れるか」が決まります。
ここだけに意識を向けると、何をやればいいのかは見えてくるでしょう。
与えるべきエネルギーをきちんと把握し、惜しみなく放出することによって、いつかそれと同じエネルギーを受け取ることが出来るのですから、答えは簡単です。
「愛」の存在となる
与えることの出来るエネルギーは、「愛」と呼ばれる無限のエネルギーです。
他者に対する「愛」は、様々な形があるものの、その根本は同じです。
そして、その「愛」の源泉は、自分の中心、心の中心にあります。
そこから湧き上がる無限の「愛」のエネルギーを、少しずつ誰かに分け与え続けましょう。
手伝ってあげることが「愛」の場合もありますし、一人でやらせてあげることが「愛」の場合もあります。
傍にいてあげる「愛」もあれば、離れて見守ってあげる「愛」もあります。
困っている人を助けてあげることは、紛れもなく「愛」のエネルギーです。
自分自身が「愛」そのものであって、そのほんの一部のエネルギーを外へ放出すれば、再び「愛」は戻ってきます。
私自身が「愛」であり、あなたも「愛」です。