「自分を満たせ」「自分を愛せ」がわからない人へ

「自分で自分を満たす」「自分で自分を愛す」という言葉に出会っても、「その意味がわからない」といった場合には、自分をもっと知る必要があるかもしれません。

気が付けば、実に簡単なことなのですが、これがわからなくなってしまうと、かなりの悪循環が生まれ、負の連鎖に巻き込まれます。

ここでは、少しだけ思考をクリアにするお手伝いになるかもしれない文章をご紹介します。

なぜ上手くいかないのかと悩んでこられたかもしれませんが、まず始めにお伝えしたいことは、「それはあなたが悪いわけではない」ということ。

それと同時に、「他の誰かが悪いわけでもない」ということです。

「どちらが悪いか」という思考は、自分を苦しめるだけですので、良い悪いの判断は一旦切り離して見ましょう。

また、それが「あなたの価値」を決めているわけではないので、「劣っている」「だからダメ」ということにもなりません。

比較対象がなければ、善いも悪いも、ダメも何もありません。

まず、二極の思考を捨て切って、「どうすればいいか」のみ考えてみましょう。

「自分を満たす」の意味

これは、とてもシンプルで簡単な答えです。

わかりやすい言葉で言えば、「好きなように生きろ」ということです。

食べたいものを食べ、寝たい時に寝て、やりたいことをやる。

これだけです。

やらない、出来ない理由はあるかもしれませんが、必ず出来ることはあるはずです。

寒いのなら暖かいところへ行き、怖いなら明るいところへいく。

めんどくさいのならやめる、疲れたのならゆっくり休む。

たったこれだけのことなのですが、他人の意見に振り回されたり、周囲の評価ばかりに価値をおいたりすると、わからなくなってしまうのです。

それが、「自分を見失う」という状態です。

自分が何がしたくて、どこへ行きたいのか。

わからないから、誰かに聞いてみたりするのかもしれませんが、その答えは自分しか知らないため、他人は何もすることができないのです。

自分を満たすこと、愛することは、自分にしか出来ない事なのです。

今すぐ「それ」をやってみよう

「自分を満たす」ということに焦点を当てると、次は「私は何がしたいのだろうか」といった自問自答が始まることでしょう。

この時に、あまり他人からの意見や、その先の結果を気にしないことです。

また、失敗したとしても、「やってみたかった」という自分の満足度を意識し、まずはやってみることです。

そして、自分の心と相談しながら、面白くなければやめて、次に思いついたことをやってみるといいでしょう。

ただ、これを繰り返しているだけで、忘れていた自分という輪郭がくっきりと浮かび上がり始めます。

楽しいことは、自然と長続きしていきますし、そうでないものは忘れ去って行きます。

「続けなきゃダメよ」「なんでも中途半端でダメね」などと言われるかもしれませんが、それはあくまで他人から見た評価です。

「飽きたからやめた」でやめてしまっても、何も問題はありません。

次にまた楽しいことを見つけ、取り組んでいけば、やりたいことをやれている自分を好きになることもできます。

何もしなくても大丈夫

少しでも興味を持ったら、色んなことをやってみようと思ったその日から、フットワークは軽くなっていき、行動力が格段に上がるはずです。

ただ、「何をしようかな」と考えている時間が長く、特に何も思いつかないのであれば、それはそれでいいのです。

「特にない」ということも、ひとつの答えですし、「今は何もしたくない」という自分の答えをきちんと受け止めることも大切です。

「何もしない」もやりたいことなのですから、「何かをしなければいけない」と思う必要はないのです。

やりたいことがなくても、トイレに行ったり、ごはんを食べたり、昼寝をしたり、ネットを見たりはするはずです。

それが自分のやりたいことなのですから、それで満たされていくのなら、誰かと比較する必要もなく、そこに優劣をつけずに、思いっきり「何もしない」をやっていればいいのです。

生きたいように生きて行く

ライフハックやスピリチュアル、哲学や精神論など、どれをとっても最後は応えは同じです。

自分自身が、「生きたいように生きる」ということが、全ての問題を解決してくれます。

上手くいかなくなる原因は、何かを我慢しているか、させているかです。

それぞれが、自分の道、自分の物語だけに意識を向けて、生きることに専念していけば、何事も楽しくなっていくものです。

人生とは、命という形のないものの上で成り立っている、無限に自由な時間なのです。

何が幸せで、何を感じて毎日を過ごすのか。

そのことだけに意識を集中していけば、「自分を満たす」「自分を愛する」ということの意味は理解していけるはずです。

自分の人生を愛し、自分だけの物語を楽しむために、今日から、今この瞬間から、生きたいように生きてみましょう。

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