
考え過ぎ、悩みすぎは、自分が苦しむ時間が増え続けます。
それでも悩んでしまうから、辛いのであって、なかなか抜け出せるものではありません。
それは、誰にでも起こりうることですので、仕方のないことです。
ここでは、そのグルグル思考、悩み続ける自分にさらに考え込んでしまう場合に、具体的にどうすればいいのか、そのヒントを書き残します。
明確な答えは、自分の中にしかありませんので、その後の行動は、自分で決定していくものですが、次への一歩の足掛かりとなれば、幸いです。
外側の正解を探すのをやめる
全てが複雑になってしまい、動けなくなってしまうのは、思考の中で「どれが正解か?」ということが行われています。
そういった思考に陥っている自分に気づいたら、次は、その「その答えを探している自分」を俯瞰してみてみましょう。
そこで、何かを新たに感じ始めるはずです。
小さかった世界が少し広がり、「そもそも・・・」といった形で、別の答えが見つかります。
さらにそこからまた俯瞰して、「自分の考えていること」を見下ろします。
悩んでいる時、考えている時には、自分の外側にある正解を探しているはずです。
「社会的に・・・」「常識だから・・・」「大人として・・・」「男なのに・・・」「みんなが・・・」などといったライン上に在るものは全て、外側の答えです。
それらの中に正解がないのであれば、それはいくら探しても、考えても見つかるはずがありません。
「そこに答えはない」という答えが出ていることに気づき、受け取ることによって、もう探す必要も悩む必要も、考える必要も求める必要もなくなります。
脱出するために重要なこと
正解を外側にいくた求めても、探しても見つからないということは、もう正解へ近づいています。
正しい答えは、自分の中にあります。
散々考えたあげく、辛い時間を過ごし、苦しんだのなら、もうそれはやめることです。
最も重要なことは、「自分がどうしたいか」のみです。
それを知ることが、悩まない、苦しまない自分を形成する第一歩となります。
「でも、それは私のわがままになるから・・・」と、これまで自分の思いを押し殺して、自分で自分を裏切り続けたことが、自分の苦しみとなります。
確かに、「自分のやりたいことをやる」という部分だけを切り取れば、わがままなように感じますが、実はそうではありません。
誰かのためにと、外側の正解ばかりに沿い続け、苦しんでしまう人に、周囲の人たちもまた悩まされてしまっているのです。
「どう思われるのか」ではなくて、「どうしたいか」に沿って行動してくれることが、関わる人たちの望みなのです。
考え続けた、「一般的な正しさ」と、「自分がやりたいこと」は必ず一致することになります。
そのどちらかだけに偏ると、バランスを崩してしまい、どちらかが苦しむことになるのです。
自分の外側にある価値観、誰かの言うことを除外し、「自分がやりたいこと」を最優先事項として行動すれば、全ての問題は解決されます。
生きたいように生きる
現実として、普段から関わっている人たちから、何かのアドバイスや、強制力が働くことがあります。
それは実際に起こっていることなので、変えることはできません。
しかし、その人たちが悪いわけではなく、自分が悪いわけでもありません。
どちらが正しいということもなく、当たり前の流れとして起こっていることなのです。
誰もがみな、生きたいように生きることが、幸せな人生の歩み方であり、それが伴わない時に、苦しくなったり、辛くなったり、悩んだりするのです。
他者が与えてくれるメッセージは、「自分の人生を生きて下さい」というものでしかないのです。
あなたを苦しめようとして接しているのではなく、あなたが生きたいように生きてくれない辛さを伝えているのです。
接する側からすれば、他人の思いをくむだけの「ご機嫌取り」のような生き方をしてほしくないものです。
取るべき行動として、「怖いから」「怒られたから」「言われたから」ではなく、「私がそうしたいから」という原動力であれば、他者との関係の摩擦は嘘のように消えます。
今日から、生きたいように生きてみましょう。
どんな小さなことでもいいので、自分で選び、自分で行動することから始めてみましょう。
そこから、全てが始まります。
他人のことなど、考える時間はありません。
無駄なことに頭を悩ませ、塞ぎ込み続けていても、人生はそれほど長くはありません。
やりたいこと、思いつくこと、行きたい場所があるのなら、今すぐ行動です。
失敗も成功も、正解も不正解も、勝ちも負けも、そのようなものはただの概念としての存在であって、何の意味もないものです。
重要なことは、「自分がどうしたいか」であり、「楽しいかどうか」「幸せで在る」かのみです。
他人のことを考えるのはやめて、今すぐ動き出しましょう。
あなたの人生は、あなただけのものです。