生きている上で、悩みや苦痛というのは、人との関係でしかありません。
あなたがもし、今置かれている状況がとても辛く、苦しいというのであれば、まずはそこから脱出することが第一です。
もう一度、幸せな人生を歩むために、変わりたいと願うあなたのために、ひとつずつ課題をクリアしていってみましょう。
辛いことや苦しいことがあったとしても、ここへこうして訪れたということは、あなたの中にはまだ、「幸せになりたい」「変わりたい」「人生を変えたい」という希望があり、新たな一歩を踏みだせています。
まずは、そんな自分を慰め、褒めてあげて、前に進もうとするあなたの気持ちを大切にしてみましょう。
全てはあなたです
人との関係を改善し、より幸せな人生を歩むためには、まずは認めること、気づくことからです。
誰かに何かを言われ、何かをされ、それが辛いと感じてしまうのは仕方のないことです。
しかし、もう一度よく思い出し、何が辛く、どのように感じ、どうであればいいのかを見つめ直しましょう。
真実を受け容れ、認めることによって前に進むことが出来るので、これから語られることを胸に刻み込みましょう。
あなたの生きる世界には、あなたしかいません。
世界そのものがあなたです。
宇宙全体があなたです。
あなたのまわりに誰かがいるとしたら、それはあなたなのです。
他人だと思い込んでいるその人は、あなたなのです。
あなたを取り巻く世界に存在する全て、動物や植物、生きていないモノも全て、あなたが感じているものは、あなたの心そのものです。
あなたの世界には、あなたしかいないのです。
そのことを、しっかりと認め、受け入れることから始めていきましょう。
良い悪いはない
他人は鏡と言われるように、誰かに対して感じることは全て、自分自身のことでしかありません。
近くにいる人たちは全て、あなただという真実が受け入れがたいかもしれません。
ですが、受け入れてしまうとさらに自分が苦しくなっていく。
かと言って、誰かを責めることも間違っている。
ここに大きなヒントがあります。
どちらかが悪くてどちらかが良い。
何が原因で、何がいけないのか。
そういったことを掘り下げていくと、どのように受け入れようとも、苦痛は増すばかりです。
ここで大切なことは、どちらかが悪い、どちらを責めるか、ということも、あなたがジャッジしているということです。
裁く必要はどこにもありません。
あなたがやるべきことはただ、許すことと認めることのみです。
でなければ、あなたは苦しみから抜け出すことは出来ません。
許せない、許すことが苦しいと思うかもしれませんが、あなたしかいない世界なのですから、許したところで何も失うものはないはずです。
むしろ、責めたり、裁いたり、咎めたりする答えを探す方が、苦しい世界を生み出すことに気付けるはずです。
生きたいように生きる
苦しくなってしまうということは、これまでにとても沢山あなたは頑張ってきたということです。
誰かの期待に応えるため、誰かを助けるため、誰かに認めてもらうため。
必死に頑張ってきたはずが、どこかでそれが苦しい生き方だと気づき始めているのでしょう。
幼い頃に、「しなければいけな」「するべきだ」という認識を受け容れて、その通りにしてきたのかもしれません。
ですが、あなたの生きる世界には、あなたしかいないのですから、そのルールをあなたが解除することが出来るのです。
むしろ、それを解放することが出来るのは、あなたにしか出来ないことなのです。
あなたが生きる世界を、もっと楽しく幸せなものにしたいのであれば、あなたがそれを創ればいいのです。
してはいけないこと、しなければならないことはありません。
あなたがやるべきことは、原因を探すこと、犯人を捜すこと、責めること、咎めること、裁くことではありません。
あなたが、あなたを許し、あなたを解放してあげるだけです。
あなたは、あなたの生きたいように生きれば、それでいいのです。
答えはあなたの中にある
あなたがやりたくないことはやらなくてもいいのです。
あなたがやりたいことだけをやればいいのです。
やりたくないこと、やりたいことは変わっていきます。
だからこそ、それでいいのです。
その答えは、あなたしか知りません。
あなたがやりたいと思っているそれを、出来る限りやっていけばいいのです。
今すぐに出来ることがあるのなら、それをやるのです。
誰もあなたを止めることなど出来ません。
あなたが生きる世界での神は、あなたなのですから、あなただけの世界を創り上げ、あなただけの物語を描いていきましょう。
あなたがあなたらしく生きていれば、世界は光輝き始めます。