私の好きな「バガボンド」の名言

漫画と言えど、侮れない。

スラムダンクで有名になった井上先生の、魂の一作とも言える「バガボンド」。

井上先生自身の心から表現されるアートに、何度も感銘を受けてきました。

今回は、私が個人的に好きな(心に響いた)名言を紹介します。

誰もが人生のどこかのタイミングで、言葉というものから大きな力を感じ取ります。

私にも、そういった時があり、今でも心に残っている言葉が数多くあります。

井上先生の作品には、とても多くの名場面があるのですが、中でもずっと心に響き続けるものを、思い出せる限りでご紹介します。

1.「考えるな」「もう十分考えた」

これは、強くなるため、天下一にになるためと戦い続ける武蔵が、自問自答しながら言っている独り言。

ブルース・リーの「考えるな、感じろ」に通じるものがあり、やはりこれは似たような感覚を覚えます。

つい考えてしまいがちなのが人間で、どれだけ考えたところで意味はなく、結局はそんなことを考えても意味がなかった、と後から気づくもの。

一度は悩んでみて、疲れ果てるまで考えてみるのもいいかもしれない。

けれど、結局は同じところへと辿り着き、意味がなかったという結論に至る。

そのことに気づき、忘れることがなければ、「考えている自分」を見つけた時に、その思考を止めたほうがいいのかもしれませんね。

2.「強くなりたい」「ではなく」「強くありたい」

「なりたい」と願い続けるのは、若いうちは当たり前のことのように思えます。

それでも、どれだけ努力して、頑張ってみても、満足のいく自分には成ることが出来ないでいる。

それはどうしてなのかを掘り下げて行けば、いつも「なりたい」と思っている自分がいるから。

「なりたい」と思った瞬間に不足が生まれ、自分自身で苦しむこととなってしまう。

「ありたい」も少し至らないことかもしれないが、出来れば「なりたい」よりも「ありたい」のほうが今を一致させることに一歩近づく。

また「ありたい」よりも「在る」のほうが、より自分らしさが明確になる。

そして、その先で待っているのは、そんなことはひとつも考えない瞬間が連続する時だろう。

3.「強い人はみんな優しい」

武蔵は、戦いで勝ち続けながら、「弱い」と言われ続けます。

それでも、自分の中にある「強さ」というものを目指し、その力を証明することを生き甲斐としています。

本当の強さとは一体何なのか?

恐らく、最も強い人は「弱さ」を認めることが出来、勝つこと、負けることにすら興味がないだろう。

強さとは、認めることが出来る素直さであり、真の強さを手にすれば、他人には優しくあれる。

徐々に優しさがにじみ出てくる武蔵が、少しだけ大人になって、認められていく時のセリフ。

4.「ぜーんぶひっくるめてのお前なんだ」「いいんだそれで」

心に傷を抱えて生きる武蔵に、沢庵がかけた優しい言葉。

生きる希望を与え、全てを受け入れてくれる言葉であり、とてもあたたかみがある。

それが自分であり、それ以上でもそれ以下でもない。

苦しい時には逃げたくなり、悲しい時には涙を流す。

時には人を傷つけてしまうことだってあるし、そんな中でも小さな喜びを見つければ笑顔になれる。

どれをとってみても、それが自分であって、それが人間というもの。

出来ることなら、自分に対しても、他人に対しても、こういった言葉をなげかけてあげたいものです。

5.「お前は無限じゃろう?」

戦うことに命をかけて生きようとする武蔵に、他に生きる道があるという可能性を与えるセリフ。

周りの全てを敵とみなし、それが自らを孤独にしてしまっている。

自分で世界を狭くしてしまい、可能性を小さくしていることに気付けるのかどうか。

限られた命と時間、与えられた人生というものを、何に使うのかに問われるセリフ。

自分の中には無限大の可能性が眠っていて、それを信じることによって、幸せに生きることが出来るのかもしれない。

6.「感じるべきは」「楽しいかどうかだ」

大人になった武蔵が、追われる身となり、一刀斎になげかけられた言葉。

武蔵は、純粋であるが故に、真面目すぎて、笑顔を見せることがない。

それとは真逆に、愛情を注がれて育った小次郎は、いつも楽しそうに生きている。

それだけでなく、剣術を遊びのようにこなし、全く違った強さを持っている。

どちらも知っている一刀斎からすれば、武蔵は全く面白くもない武士に見えたのだろう。

この言葉は、「優しくある」「幸せである」「楽しく過ごす」という自分を現実のものとするために、とても大切なことだと言える。

勝つこと、負けること、認めること、認められることに固執するのは、全て他人ありきの世界で生きていることを意味する。

それよりも先に、自分自身に問わなければいけないのは、「それが楽しいのか?」ということなのかもしれない。

実際に、正しいと思われることだけを貫き通し、それを他人にまで押し通そうとする生き方は、何も生み出すことはなく、ただただ苦しい時間が流れて行くだけとなる。

一刀斎の言うように「楽しいかどうか」というのは、もしかすると人生で最重要事項なのかもしれない。

最後に

いかがだったでしょうか?

今回は、私なりに心に響き、頭に焼き付いている言葉を選んでみました。

人によって、タイミングによって、入ってくる言葉は違ってきます。

それでも、そこから何かを感じたのなら、成長するチャンスです。

外側から聞こえる言葉、見える言葉、与えられる言葉は、その人の言葉でもありながらも、もう一人に自分からの大切なメッセージでもあります。

ここまで読み進めて頂き、本当にありがとうございました。

あなたの人生が、善きものとなることを祈っています。

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