とりあえずやってみることの大切さ

「とりあえずやってみる」という言葉と、その行動理念が、ここ数年で細部まで生き渡っているように感じる。

これは、時代の流れでもあり、ごく自然にそのような形へと社会が変わっていたのだろうと思う。

成功イメージは大切だけれど、大きな挫折を味わって、鬱や自殺へとつながることを防ぐには、この「とりあえずやってみる」という精神はとても重要なことだと思う。

現代を生きる、特に社会人歴の長い、そこそこキャリアのある世代ほど、恐らく今は苦しくなっているのではないでしょうか?

「これが正解」というのを強く植え付けられた世代であって、その先で自分なりの答えを導き出せていない人たちは、今もまだ苦しみ続けていることでしょう。

本当はそんなことはしなくてもいいのに、頑張らなくてもいいのに、何故だか「やらなきゃいけない気がする」という謎の空気感に動かされて、心や体が疲れていても、限界以上に何かをやってしまい、いつも何かを目指してしまう。

それが決して悪いと言うわけではないのですが、始めから決まっている答えの通りの結果を出すことだけが正解なのだと妄信してしまえば、大きな挫折を味わってしまうのも当然のこと。

離婚や、起業などがわりと当たり前となり、それなりに認知され始めたのは、「しなければいけない」「でないととんでもないことになる」という謎の風潮が崩壊してきつつあることを示している。

嫌ならやめてもいいし、苦しければ逃げればいい。

そんな単純なことを、私たちは何故だか「いけない気がする」というありもしない不安を生み出し、頑張り続けてきてしまっている。

確かに、血のにじむような努力の先に、大きな感動がある。

だからといって、誰もが同じようにやれというのは少し違ってくる。

諦めることも大切になる

「とりあえず」というのは、「諦める」という判断を初めから準備しておくことにある。

ハードルを高くしすぎ、狭きを門を目指し、必死に頑張りすぎてしまうと、「燃え尽き症候群」「うつ病」などの、挫折からくる大きな反動を受けてしまう。

また、それだけが絶対的なものだと妄信し、洗脳されてしまえば、そうならなかった時には、自分には価値がないのだと過剰に自分を責めてしまう。

そうならないためにも、「ダメかもしれないけど、上手くいけばラッキー」といった気持ちの在り方は、とても大切になってくる。

「諦める」というのは、「受け入れる」ということと同じで、どうにかしようといつまでももがいたりはしないこと。

この「諦める」ということを、普段から小さな訓練を重ねて慣れていれば、大きな精神的ダメージを受けることはない。

これが出来ないでいると、無理矢理に意見を押し通そうとしたり、間違った正義を振りかざして周囲を傷つけたら、時には過剰な思いから一方通行となるストーキング行為にまで発展してしまう。

「ダメなら諦める」「結果を受け入れる」「始めから諦め半分でいる」ということは、楽に豊かに生きるために、非常に重要な意識付けとなる。

長期的に見ながら今を生きる

「今を生きる」という言葉も、多く目にすることだと思う。

だけれども、今だけが良ければいいということを積み重ねていけば、どこかで必ず壁にぶつかることになる。

そこからが、大きな分岐点となる。

大切なことは「長期的に見て今を生きる」ということ。

他の記事でも書いたことがあるが、「人間はいつか死ぬのだから、そのことをよく理解して、今をどう生き、どうあるべきか」ということが最も重要な事項だと言える。

私利私欲に任せていれば、そのうち自分も他人も傷つけ合うこととなり、真の意味での平穏は訪れない。

宇宙の原理原則に従うと、それは調和を乱すことを意味しているからだ。

人生という枠組みで判断し、物事を長期的に見ていれば、今目の前にあることに振り回されず、ひどく落胆したり、挫折したりすることもあまりなくなってくる。

小さなことだけに囚われて、それがダメになってしまうだけで、人生が終わってしまうような生き方をしていれば、それは苦しくて当然とも言える。

仕事で言えば、そこまで無理をしなくても、他にいくらでも食べて行く方法はあるし、淡々とこなしていれば、いつか誰かが認めてくれる。

恋愛においても、頑張って相手に合わせたりしなくてもよく、それで別れてしまったとしても、世の中の半分は女性なのだから、いくらでも恋愛は出来る。

始めから諦め半分で、長期的に見て今を生きることというのは、執着を手放すことと結びついていくのだ。

この「執着しない」という心の持ち方が、生き方を楽にしてくれて、一見ブレているようにも見えるが、全く動じるのことのない軸を作っていく。

余談ではあるが、コロコロと意見が変わり、行動が変化していく人を「軸がない」と呼んだりすることがあるし、確かにそうも見えるが、そういった人が最も「軸のある人」なのだと言える。

やってみることから流れが生まれる

現代社会を生きる多くのビジネスマンが心を病み、頭を悩ませてしまうのは、やはり「しなければならない」という執着が根底にある。

「絶対に成功させる」ということにこだわりすぎるがあまり、それは「失敗は許されない」という恐怖を同時に与えてしまう。

その、やってみたことの結果が「失敗」と呼ばれることであっても、それは長期的に見れば上手くいかないほうが良かったことであり、後の成功のためにあるただのひとつの経験としかならない。

つまり、世の中には成功と言えば全ては成功であり、失敗しかないと言えば、何もかもが失敗のようなもの。

そして、正解や不正解はなく、全てが正解だとも言えるし、不正解だったとするのもいい。

それでも、最後にはそれが善かったことへと必ず変わるように出来ている。

だからこそ、その目の前の結果にあまりこだわらなくてもいいということなのだ。

クビになったところで何もなりはしないし、学校に行かなくたって生きていけるし、好きな人と別れたからって今日もごはんを食べて寝るのだ。

どんなことがあったとしても、生きていればそれが全ての成功への道となる。

だからこそ、やりたいことがあるのなら、それはすぐにやってしまいえばいい。

やりたくないことなど、やめてしまってもいい。

どのように生きたところで、それが人生の成功とも言える道なのだから、好きなように生きればいいのだ。

思いついたそれを、今すぐにやってみることから、新たな流れが始まっていく。

失敗なんてないのだから、怖れずに進めばいい。

ハードルを上げず、理想を抱かず、一度きりの人生なのだと心に刻めば、怖れるものなど何もない。

まずは、「やってみる」ということが大切。

親や先生、上司や同僚、友人や先輩が何かを言うかもしれないけど、それは単なる経験則から導き出した、その人の答えでしかない。

自分の中に、「どうしてもやりたい」という情熱があるのなら、今すぐにそれを爆発させ、新たな流れを生み出すことを、誰もが期待しているのだ。

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