幸せな日々

幸せはどこにあるのかと模索した。

どうすれば幸せになれるのかと走り回った。

悲しいニュースばかりが飛び交う中で、どうにか振り払おうと必死にもがいた。

今日もまた、あいつが悪い、こうしたほうがいい。

そんな言葉が頭を痛める。

ノイズにしか感じられないテレビは消して、心を疲弊させるスマホは床に転がったまま。

静まり返った中、散らかった部屋をただ見渡すだけの私がいた。

どこからかかすかな声が聞こえてくる。

私はただ、ここに座り、ボーッとしているだけ。

少しだけ、今日あった嫌な出来事を思い出したりもした。

声の正体は娘だった。

二階の部屋に閉じこもったまま出ては来ない。

静寂と沈黙の中で響き渡るのは、楽しそうな娘の歌声だけ。

幸せな時、至福と呼ばれる瞬間は、今ここにあった。

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