最も幸せな人生とは、自分らしく生きられることです。
その自分らしさとは何なのか?
それがわからなくなるから悩み、苦しむことでしょう。
その答えは、探すのをやめた時に見つかり、始めからそこにあったことに気づきます。
自分らしく生きること、誰にも邪魔されない人生は、一体どうすれば手にすることが出来るのでしょうか?
誰かのせいで上手く生きられないのだと思っているうちは、前に進むことは出来ません。
本当の自分らしさは、今既に自分が実演している状態のことです。
全てを受け入れていく
自分らしさは、自分軸であると思うと、何かをしなければいけないと思い込みます。
個性を主張し、何かの特技を身につけ、自分らしさを個別のものとして貫き、他を受け入れないで突き進むと、それが自分らしさを失っていくことになります。
自分らしく生きることは、全てを受け入れていくことです。
「私はこうなのだ」と凝り固まったままでいると、それが人生を狭く苦しいものにします。
まず、受け入れる態勢を整えて、主張すること、固執することをやめることです。
全てを諦めて、手放していき、受け入れてみて下さい。
自分自身は何も変えることなく、何もすることもなく、何も主張はせず、個性を持たないことです。
それが、最も自分らしさを輝かせて、全てを可能にする生き方です。
そのままでいること
自分らしく生きることは、ありのままそのままでいて、違う何者かになろうとしないことです。
そのままでいるというのは、受け入れることと同じ意味となり、自らの意思で何かを変えようとはしない在り方のことです。
立ち向かうのではなく、目指すでもなく、ただ起こる現象に対して対応していき、現れる課題をクリアするだけです。
その課題をクリアすることが、必ず自分を輝かせてくれます。
自分だけは違うのだと主張し、個性を出そうとすればするほど、生きることは苦しくなります。
そのままで生きて、何も付け足すことはなく、受け入れてクリアしていくだけです。
どこかへ行こうとせず、何かになろうともせず、ただ自分であることだけを見つめ、ひとつずつこなしていきましょう。
流れに沿って行く
人生で起こることは、全て最善の課題です。
苦しくなってしまうのは、流れに逆らったり、自ら泳いだり、力をこめてしがみつくからです。
自分で何かをしようとすることは、何かを変えようとすることです。
その何かを変えようとすることをやめて、流れるままに受け入れてみて下さい。
自分軸を貫くのではなく、受け入れていき、自らの形を変えていくことです。
それらの流れは、自分らしさを形成するために、最善のところへと導くために、出来上がっている流れです。
拒否しているものがあるのであれば、それを受け容れてみることです。
そこから全てが始まっていき、何もかもが上手く回るようになります。
今を生きる
何があったとしても、その瞬間に起こることが、最善の出来事です。
毎日のように、毎瞬のように流れは変化していき、その流れが自分を導きます。
抵抗しているうちは、苦しいだけで進むことが出来ません。
自分らしく、ありのままそのままで生きることは、今を生きること。
どんな時であっても、今目の前で起こることに集中し、受け入れていき、その流れに乗っていくのです。
自分らしく生きることは、自分の意思を貫き通し、何がなんでもそのままでいるといった固執した生き方ではありません。
それはかえって、自分らしさを失うことになります。
自分らしく在りたい、自由に生きたいのであれば、今目の前で起こることを受け容れること。
毎瞬変化していく流れに柔軟に対応し、沿って行くことです。
過去がどうであれ、未来がどう予測されても、今を生きるのです。
逆説が真実で、自分らしく生きたいのなら、自分を捨てて、全てを諦めて、信念を手放し、受け入れ続けてみて下さい。
今を生きるのです。
流れに従い続けることによって、本当の意味で自分らしく生きることが可能になります。