記憶のない期間

まあ色々なことがあったわけで、当時の記憶が全て消えてしまっています。

これは、病気だとかそういったことではないと私は認識しています。

それだけ何かに必死だったわけで、その時に私は一体何をしていたのでしょうか。

悪に染まった人が更生した時、「まるで長い夢を見ていたようだ」と表現していることがよくあります。

それと全く同じ感覚です。

当時は、毎日をただ生きることだけに専念し、一日を必死に生きていました。

記憶が全くないというわけではなくて、何をしていたのかあまり覚えてはいなくて、一部の場面だけが断片的にだけ映像として遺っているだけです。

何を食べて、家ではどのように過ごして、誰と何を会話したなどは一切覚えていません。

たまに思い出すものは、なんとなく耳に入った言葉や、心に焼き付けた映像だけです。

この現象を掘り下げれば、病気だの記憶喪失だのと言い出すことでしょう。

しかし、この状態が正常なものであって、意識が今へと集約され始めたことを意味していると感じました。

前はこうだった、なんて話をしている時には、あまり楽しくもないもので、記憶が消えていくということは、今を生きているということ。

当時に何を考えながら、何をしていたのかなんて覚えてはいません。

やっていたことと言えば、とにかく日常をひたすらこなしていただけです。

やることをやって、食べて、寝ての繰り返しでした。

恐らく、私の人生ではそれが必要だったのでしょう。

そして、今思い出せないということは、そのステージはもうやりきったということ。

楽しくもなければ、苦しくもなかったのでしょうね。

ただ、生きていただけ。

それしかなかったのかもしれません。

死ぬこともできず、生きるしかなかったのです。

私は、何があったとしても、あなたを許します。

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