「考えるな!感じろ!」という言葉をブルース・リーが映画のセリフで言っていたことはとても有名です。
この言葉に多くの人が感銘を受けるのは、どの世界にも精通しているものだからでしょう。
生きる辛さを感じて、人生を難しくしてしまうのは、考えすぎたせいではないでしょうか。
考え、悩みたいのであれば、限界まで考えてみましょう。
そこにある答えは一体なんでしょうか?
悟りの境地は、苦行を積み重ねた先にあると伝えている宗教も、最終的にたどり着いた悟りは「そんなことはしなくてもいい」という最初にあった答えです。
悟ろうとしないことが悟りであって、修行をしてもしなくても同じところに戻るというのが真理です。
悩んだ時には、思考がグルグルとまわって同じところを回り続けます。
これはとても苦しい状態ですが、どこかで脱出しなければいけません。
最初から出ていた答えは、考えても意味がないということです。
考えることをやめよう
どうにかしなければいけない。
何かいい方法があるはずだ。
別の道を行ったほうがいいのでは?
これらのことを考えていくことによって、あらゆることが思考の中で膨らんでいき、身動きがとれなくなり、さらに考え続けます。
しかし、考えている時に気づかなければいけないことは、どうにかするならしてもいいし、放っておいてもいい。
いい方法があるけど、今のやり方でもいい。
別の道へ行っても、行かなくてもいい。
どれを選んだとしてもさほど変わりのないものばかりで、考えるだけ無駄に時間を過ごします。
考えるというのは、最初から一度で正解を進もうとか、上手くいくことだけを考えて、失敗を怖れているからです。
しかし、人生は全て自分の思い通りの正解を選択し続けることは出来ません。
むしろ、選んだ道が正解になるだけですので、どれを選んでもどこを行っても同じなのです。
感じてみよう
考えることにはあまり意味がなく、どれだけ探しても正解など誰にもわかりません。
ただ、どこをどう辿っても正解になるように進むには、感じることがとても大切です。
悩んだり、考えたりしている時には、「何が正しいか」ばかりを考えています。
この時には、必ずといっていいほど、親から言われたことや、世間の常識、当たり前と呼ばれるルール、知人のアドバイスなどを気にしています。
それらは全て、あなたを悩ませるだけのものでしかなく、それを全て受け入れるからわからなくなるのです。
考えるというのは、思考を使っていることであって、感じることは心で判断することです。
感じることで選択すれば、全てが正解へと変化していきます。
「何が正しいのか」ではなく「何が楽しいのか」「何が幸せか」で選んで進んでみて下さい。
それが、考えずに感じてみて選択し、行動するということです。
そうすれば、全てが上手くいくようになり、何も怖れることなどなくなるでしょう。
どちらでも同じ
人生は選択の連続だと言われていますが、どちらかが正解となるわけではありません。
全てが正解であって、全てが不正解のようなものです。
また、選ばずに考えるというのも正解です。
とにかく、選んでいるものが正解であって、今の自分がそうしている状態が今のベストの状態で、正解を自分で示し続けています。
何もかもが正解になるように出来ていて、上手くいくように出来ているのです。
そして、思い悩んだ時に思い出してほしいことは、どちらでも同じだということ。
考えても意味がないということ。
選んでも選ばなくてもいいということ。
全て、どうでもいいことだということです。
そして、そこから気持ちを切り替えるために、どうせ同じなのだから今を幸せに生きることを選択してみましょう。
全てを諦めた時に、無限の可能性が広がっていき、考える必要がないのだと気づくはずです。
この瞬間が、今への帰還で分離から統合へと戻る時です。
どちらでも同じです。
どうでもいいことです。
幸せになればいいのです。
放っておいていいのです。
問題はないのです。
上手くいっているのです。
そのままでいればいいのです。
もう考えることも悩むこともありません。
あなたはあなたのままで、今ある幸せを感じてみて、それを選択して歩き出すだけです。